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生活の質を低下させる副鼻腔炎

生活の質を低下させる副鼻腔炎

公開日:2023.03.23

頑固な鼻詰まりや粘り気のある鼻水が出る副鼻腔炎は、放置すると集中力の低下や不眠などを招き、生活の質が著しく損なわれる場合があります。症状が軽いうちに適切な治療を受けることが大事です。副鼻腔炎の症状や治療法、今シーズン大量飛散が続いている花粉症との症状の違い、予防法などについてまとめます。

かつては蓄膿症という呼ばれ方も

副鼻腔は、鼻腔(鼻の内部)の周囲に存在する左右4つずつある空洞(上顎洞、篩骨洞、前頭洞、蝶形骨洞)のことをいいます。これらの空洞は鼻腔とつながっていますが、粘膜の炎症により副鼻腔と鼻の通路が妨げられると副鼻腔から分泌物などが排出できなくなり、鼻水や膿がたまるようになります。こうした状態を副鼻腔炎といい、以前は蓄膿症という呼ばれ方もしていました。風邪や花粉、ハウスダストなどから引き起こされる鼻炎症状を契機に起こるといわれています。発症から1か月以内は急性副鼻腔炎、3か月以上症状が続けば慢性副鼻腔炎とされます。特に喘息のある方は、鼻茸を伴う好酸球性副鼻腔炎という副鼻腔炎を起こしやすく注意が必要です。

集中力の低下や不眠などを招く場合も

副鼻腔炎の急性期の症状としては、鼻詰まり、どろっとした臭いのする鼻水、頬・鼻周囲・額の痛み、顔やまぶたのはれ、発熱などが挙げられます。これらの症状が一段落した後もすっきりしない場合には炎症が慢性化している可能性があり、鼻茸(はなたけ)を伴う慢性副鼻腔炎になることがあります。鼻茸は鼻の粘膜の炎症で放出された物質が粘膜の腫れを促す細胞を活性化してできた柔らかい塊です。これらの症状は集中力の低下や不眠などを招き、生活の質が著しく損なわれる場合があります。慢性副鼻腔炎が重症化すると、目の奥や頭、奥歯の痛みなど鼻以外の症状が現れるほか、稀ですが視力障害や髄膜炎、脳膿瘍などの合併症を引き起こすことも指摘されています。

花粉症の鼻水は透明

花粉症が本格的な流行シーズンとなりましたが、花粉症と思い込み副鼻腔炎と気づくのが遅れる恐れもあります。副鼻腔炎と花粉症の違いは鼻水の違いです。花粉症の鼻水はさらっとした水のような透明な鼻水ですが、副鼻腔炎の鼻水は粘り気のある鼻水で、色も黄色や緑色っぽくなる場合があります。

治療としては、副鼻腔の菌を減らしながら炎症を鎮め、溜まった膿を排出することが重要となります。慢性化した場合の治療法としては、マクロライド系といわれる種類の抗菌薬を通常の半量で長期に内服したり、ネブライザーという器械を使って薬液の吸入療法を行います。それでも治らない場合には通常、鼻の穴から内視鏡を入れて行う低侵襲的な手術がなされ、副鼻腔内の鼻茸や病的な粘膜の切除をします。

予防にはマスクや鼻うがいが有効

副鼻腔炎の予防のために、花粉症や風邪の流行期にはマスクで花粉や風邪ウイルスの侵入を防ぐことが大切です。また、鼻の内部に入った雑菌や花粉を洗い流す「鼻うがい」も有効とされます。そして、できるだけ風邪を引かないようバランスの取れた食事や規則正しい生活などで体調管理を行い、万一引いてしまった時は、しっかり休養をとり早めに治すことが大事といえます。

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アソースナビ編集部

メディアスグループは、医療機器の販売を中心とした事業を展開しています。医療に携わる私たち(Medical+us)は、医療現場や人々の健康的な明日へ役立つ情報をお届けする情報発信源(Media)の役割も果たしていきたいと考えています。

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