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梅雨時の体調不良「気象病」の対処法とは

梅雨時の体調不良「気象病」の対処法とは

公開日:2022.06.13

今年も梅雨の季節がやってきました。梅雨の時期は頭痛や身体のだるさなど体調がすぐれないという人は少なくないのではないでしょうか。天気の変化で起こる不調は「気象病」(あるいは「天気痛」)と呼ばれ、年を追うごとに増えているといわれています。そこで、気象病の症状と原因、対処・予防法についてまとめます。

悩んでいる人は1千万人以上と推定

最近の研究で、天気の変化がヒトの心や体に大きな影響を及ぼしていることがわかってきました。気象病とは、気圧や気温、湿度など気象の大きな変化が原因で起こる体調不良の総称で、自律神経の乱れによって頭痛やめまい、関節痛、肩こりなどが起こります。天気のせいで体調に不調をきたす人は推計1,000万人以上といわれています。気象病は正式な病名ではありませんが、「天気痛」とも呼ばれ認知が広がっています。

天気が悪い時に痛みが悪化

天気による不調の主な症状としては、頭痛、めまい、疲労感、首や肩のこり、関節痛、手足のしびれ、うつ、吐き気、喘息、低血圧、古傷の痛みなどが挙げられます。2015年に報告された慢性痛に影響する気象条件に関する大規模アンケート調査によると、愛知県の尾張旭市に住む20歳以上の住民約6,000人のうち回答のあった2,687人中、3カ月以上痛みが続く慢性痛のある人は約40%で、そのうち「天気が悪いとき」「悪天候の接近時」に慢性痛が悪化すると回答したのがそれぞれ約25%、約24%でした。また、寒くなる時に慢性痛が悪化すると回答したのが約47%でした。

こうした症状は自律神経の乱れによって起こり、気圧の変化に影響を受けやすいとされます。そのなかでも気圧が低下する時に症状が出現しやすいといわれます。ヒトの耳の奥には内耳という気圧の変化を感知するセンサーがあり、脳の自律神経に気圧の変化を伝えます。気象病の人はこの内耳のセンサーが敏感になっていて、わずかの変化でも脳に過剰な情報が伝わり、それによって自律神経のバランスが崩れると考えられています。

規則正しい生活や耳のマッサージが効果的

気象病への対処としては、自律神経のバランスを整えることが最も大切となります。早寝早起き、朝食を取る、適度な運動、十分な睡眠、入浴など規則正しい生活を送ることです。そして、内耳のセンサーが敏感な原因は内耳の血行が悪いことがわかっていますので、内耳の血行をよくすることが改善法となります。耳の後ろにホットタオルや温かいペットボトルを当てたり、日頃から耳を冷やさないようにすることもよいでしょう。耳のマッサージも効果的とされます。両耳をつまんで上下、横に引っ張ったり後ろに回したり、手のひらで両耳全体を覆い後ろに向かって回すというものです。耳の周りの血流のほかリンパ液の流れをよくする効果があるとされます。

また、最近は気圧の変化をリアルタイムで表示し、頭痛発生の警戒通知をするものや気圧変動の予測をするアプリも登場していますので、それらの活用も役立ちます。全国的に数は少ないですが、気象病の専門外来も開かれていますので、相談も可能です。

自律神経をしっかり整えて、鬱陶しい梅雨の季節を乗り切っていきたいものです。

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アソースナビ編集部

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