アソース ナビ

ASOURCE®NAVI

看護職の特徴とその役割

看護職の特徴とその役割

公開日:2022.02.24

看護職というと、看護師と同義語に思われがちですが、実は看護師、准看護師、助産師、保健師の4つの種類があり、それぞれの役割が異なっています。看護職の仕事内容、活躍の場、資格取得までのプロセスを解説します。

看護職には4つの種類

看護職には、保健師助産師看護師法で決められた看護師、准看護師、助産師、保健師の4つの種類があります。いずれも専門的な知識やスキルを駆使して人々の健康をサポートする仕事です。

看護師の主な仕事は、医療チームの一員として患者さんのケアや診療の補助などを行います。怪我や病気で入院している患者さんの医療的なケアのみならず、患者さんやその家族の精神的なサポート、さらには外来受診する患者さんへの生活指導なども重要な役割とされます。就業場所としては、病院69%、診療所15%、訪問看護ステーション4.3%、介護老人保険施設2.1%、介護老人福祉施設2.0%、社会福祉施設1.5%などとなっています(2019年の厚生労働省医政局看護課調べ)。このほか、保健所、助産所、学校、一般企業などで働くケースもあります。

看護師になるためには、大学または3年以上の教育を受けて、看護師国家試験に合格する必要があります。具体的には、高校卒業後、看護大学(4年)、看護短期大学(3年)、看護師養成所(3年)、もしくは中学校卒業後、5年一貫看護師養成課程校などに進学するコースがあります。看護師資格取得後は、経験を積むことで看護の専門資格取得への挑戦も可能となります。

准看護師は、看護師同様に患者さんへの医療的なケアや心のケアを行いますが、医師や看護師の指示の元に業務を行うことになります。自らの判断による看護業務はできません。就業場所としては、病院36%、診療所35%、介護老人保健施設7.2%、介護老人福祉施設5.7%、社会福祉施設3.2%などとなっています(2019年の厚生労働省医政局看護課調べ)。

准看護師になるためには、高校卒業の場合は准看護師養成所で2年の教育課程を、中学校卒業の場合は准看護師養成所で2年または高校の衛生看護科で3年の教育課程を修了して、都道府県知事試験に合格する必要があります。通学スタイルは全日制と半日制があり、自分の生活スタイルに合わせて選ぶことができ、働きながら資格取得することが可能です。看護師よりも資格を取る期間が短いため資格取得までにかかる費用が少なく、できるだけ早く看護職に就きたいという人に適しています。准看護師 が看護師資格を取得するためには、看護師学校養成所に進み、全日制であれば2年、定時制であれば3年の課程を修了して国家試験に合格するか、7年以上の実務経験を経たのちに看護師学校養成所の通信課程2年を終了し、国家試験に合格する道があります。

助産師や保健師になるには看護師資格が必要

助産師は分娩の介助や妊産婦や乳児への保健指導の役割を担っています。不妊治療の相談から妊婦の体調管理、新生児ケアや子育ての指導までを行います。自治体によっては自宅療養中の新型コロナウイルス感染症の妊婦に対する健康観察も実施したりしています。近年では、少子高齢化を背景に高齢出産や不妊治療などのアドバイスをする機会が多くなっています。助産師の就業場所としては、病院約60%、診療所約30%で、このほか助産所、都道府県・市町村、保健所などです。助産所の開業も可能となります。

助産師になるためには、看護師の資格を得てから、1年以上の教育を受けて、助産師国家試験に合格する必要があります。資格取得の最短ルートとしては、看護大学(4年制)で看護師過程と助産師課程の両方を修了し、それぞれの国家試験に合格するというものです。2つ目は、看護師資格取得後、短大・専門学校(1年)、大学院(2年)などで助産師課程を修了し、国家試験を受験するルートです。

保健師は、地域の人々の病気の予防や健康管理のための保健相談・指導などの活動のほか、乳幼児健診や妊産婦の健康管理なども行います。また、高齢者などの自宅療養者を訪問して、生活指導などをします。そのほか、勤務先によっては民間企業の社員や、学校の生徒や教師、病院内のスタッフの健康相談やメンタルサポートをします。保健師の就業場所としては、保健所や保健センター、市区町村役所など行政機関の施設や学校(保健室)、民間企業、病院などです。

保健師になるためには、看護師の資格を取得した後、1年以上の教育を受けて、保健師国家試験に合格する必要があります。具体的には、高校卒業後、看護大学に通学し、卒業後に看護師試験と保健師試験の受験資格を得るルート。または 、看護資格取得後に保健師養成学校(1年)に通うか、保健師コースのある4年制大学の3年時に編入(2年間)して、保健師試験の受験資格を得るルートがあります。

この記事をシェアする

  • LINEに送信
  • Facebookでシェア
  • Twitterでシェア
  • URL copied

MEDIUS HODINGS

アソースナビ編集部

メディアスグループは、医療機器の販売を中心とした事業を展開しています。医療に携わる私たち(Medical+us)は、医療現場や人々の健康的な明日へ役立つ情報をお届けする情報発信源(Media)の役割も果たしていきたいと考えています。

カテゴリーを見る